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導入事例

トヨタL&F東京株式会社

誰もが安心して働ける職場づくりを目指して。トヨタL&F東京が『Qraft』で実現するエンゲージメント施策

Date:2023.02.21

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PROFILE

  • 誰もが安心して働ける職場づくりを目指して。トヨタL&F東京が『Qraft』で実現するエンゲージメント施策

    トヨタL&F東京株式会社

    管理部 広報・採用グループ

    池田 裕子 様

    (所属・内容は取材当時のものです)

誰もが安心して働ける職場づくりを目指して。トヨタL&F東京が『Qraft』で実現するエンゲージメント施策

従業員満足度調査では測れない、エンゲージメントの向上を目指して

まずは改めて、貴社の事業内容についてご紹介いただけますか?

当社はフォークリフトをはじめとする産業車両の販売・リースおよび物流システム構築サービスを提供している会社です。トヨタのフォークリフトは55年連続でトップを達成しており、非常にブランド力の強い商品。これに加え、お客様それぞれの現場に合わせたきめ細やかな物流システムを提案できることが、当社の強みになっているかと思います。

貴社ではエンゲージメントサーベイ『Qraft(クラフト)』を利用されています。導入に至った背景についてお聞かせください。

直接のきっかけは、当社の代表が展示会で『Qraft』のことを知り、興味を持ったことです。現代表が就任したのは約2年半前で、彼はもともと社員のエンゲージメント向上に対して意欲的でした。当社でも以前から従業員満足度調査は実施していましたが、この調査では従業員個別のデータが取得できないという課題がありました。さらに、従業員満足度を測る項目は待遇や福利厚生に関する要素が多く、社員が仕事に対してどのようなやりがいをもって働いているのかといったことまでは見えてきません。つまり、従業員満足度調査は、社員の不満を解消する目的には適していましたが、社員のエンゲージメントを測り、改善するためには有効ではなかったわけです。

数あるエンゲージメントサーベイの中から『Qraft』を選んだ決め手は何だったのでしょうか。

Qraft』はジョブ・クラフティング(仕事を手づくりする力)に注目したエンゲージメントサーベイであり、これは他社にはない素晴らしい特長だと思います。一人ひとりの従業員が仕事に対してどのような姿勢で取り組んでいるかを可視化し、さらにそれを各自にフィードバックすることもできる。単なる調査に終わるのではなく、それを従業員の育成や職場の改善にもつなげていけるところが魅力的だと思いました。

個人別・部署別にエンゲージメントを可視化し、改善に活かせる

『Qraft』導入後、すでにエンゲージメント調査は実施されたのでしょうか?

2022年に導入後、第1回目のエンゲージメント調査を実施しました。業務が忙しい中、調査を受けるのが大変な社員もいたと思うのですが、それでも受検率は90%以上にのぼり、1回目の調査としては上々の結果だと思います。『Qraft』の操作しやすいUIが高い受検率につながったのではないでしょうか。

調査結果をご覧になった、率直なご感想を教えてください。

Qraft』では、先ほど申し上げた「ジョブ・クラフティング」だけではなく、「個人がどのような仕事に対してのめり込みやすいか」を4つのジョブ・エンゲージメントタイプに分類し、データとして可視化することができます。具体的にいうと、個人業務・定型業務を好む「スペシャリスト」、個人業務・非定型業務を好む「プロフェッショナル」、集団業務・定型業務を好む「チームオペレーション」、集団業務・非定型業務を好む「プロジェクト」ですね。こうした分析は他のツールではできないものですので、人事としては非常に参考になると思いました。ちなみに、当社ではどちらかというとプロフェッショナル型の人材が多いようです。

ジョブ・エンゲージメントタイプに応じた配属や、業務内容の見直しといった提案も今後できるかもしれませんね。

はい、さまざまな活用ができるデータだと思います。『Qraft』では個人別のデータだけでなく、部署ごとのデータを取得できるところも便利ですね。わかりやすくカラー分けされたグラフで部署ごとのデータが表示されるので、一目で直感的に各部署の課題がわかります。エンゲージメントの低い部署に対しては、その原因を調査し、改善を促していくことも検討しています。

『Qraft』を活用し、誰もが安心して働ける職場を実現したい

今後、『Qraft』を活用してどのような人事施策を実現していきたいか、お話しいただけますか。

現在は次回の調査実施に向けて準備を進めているところです。個人のエンゲージメントは時間が経てば変化するものですので、まずは『Qraft』による調査を半年に1度ほどのペースで定期的に行い、データを蓄積していくことで精度を高めていきたいと考えています。そしてこのデータをもとに、会社全体のエンゲージメント向上に向けた具体的な施策に取り組んでいく必要があります。

エンゲージメント向上に向けて、どのような施策を検討されていますか?

上司が部下と丁寧にコミュニケーションをとり、理解を深めることが最も重要だと考えています。同時に、上司と我々人事との間にも、十分なコミュニケーションが必要です。そのためにも、今後は1 on 1を導入するなど、コミュニケーション活性化に向けたしくみづくりを検討しています。これにより、部署および従業員が抱える課題を把握し、エンゲージメント向上に向けた具体的な改善策を実施して、「従業員が安心して働ける職場づくり」という我々人事の最終目標につなげていくことができると考えています。この「上司と部下」「人事と上司」の話し合いの場において、『Qraft』で得られた客観的なデータは強い説得力を発揮してくれるに違いありません。

エンゲージメント向上に向けて、上司の果たす役割が相当に大きいということですね。

その通りです。以前から行っていたストレスチェックや従業員満足度調査においても、やはり上司の存在が大きく影響しています。今後は『Qraft』で得られたデータに基づいて人事から上司に働きかけを行い、個人のジョブ・クラフティングを支援できるチームづくりを実現できればと考えています。調査の回数が増えれば数値の変化も見えてくるので、いっそう改善の成果が出やすくなるのでは、と期待しています。

『Qraft』のデータを採用活動に活用するご予定はありますか?

はい、ぜひ検討したいと考えています。先ほども少しお話しした通り『Qraft』ではジョブ・エンゲージメントタイプを4つに分類することができますので、調査を重ねることで「どの部署・職種にはどのタイプの人が向いている」という傾向を見出すことができます。当社の場合でいえば特に営業と整備士が社員の多数を占めるのですが、『Qraft』の結果それぞれの職種でかなりジョブ・エンゲージメントタイプの傾向が違うことがわかりました。採用選考の際にも、学生がどのタイプに当てはまるかを見極めることで、各部署にマッチした人材を採用できるのではないかと考えています。

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